画像品質を3Dスコープで3次元的に見る |
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画像の品質は、画像のキメ細かさや色具合などで様々の評価方法があります。 そこで、画像品位を見ただけで瞭然と評価しようとする方法が、ここで紹介する≪3Dスコープで3次元的に見る≫方法です。 画像の仕組みパソコンなど電子機器で画像を表示する時、一般に2進法の明暗で表示されます。 ですから、最小の表現法は、「0」か「1」つまり、「暗 (OFF)」と「明 (ON)」の2種類で、1ビットで表現されます。 次に2つ並べた2ビットで、「0・0」「0・1」「1・0」「1・1」が表現でき、4種類を表示できます。 次は3ビットとなるのですが、パソコンなどの演算器では一般に最小2ビットで処理されますので、次に存在する並びは4ビットとなります。 昔は、4ビットのパソコンとか8ビットのパソコンと言われた所以は、パソコンの演算器の量で表されたもので、今では64ビットのパソコンが主流となっています。 そこで、次に表現される4ビットは、「0/1・0/1・0/1・0/1」の組み合わせで16種類あり、16種類の明るさで表現でき、16進法で「0」〜「F」で一まとめにして表します。 画像は16諧調の明暗でも表現できるのですが、精彩さが欠ける為、もう一つ並べ「0・0」〜「F・F」の256諧調にします、すると目では明暗の区別が出来ない程になります。 パソコンやスマートフォンなどのカラー画像は、赤・青・緑の3原色の加算(加色)で表示されますので、それぞれ256諧調で処理されて、いわゆるフルカラーで表示されています。 スキャナーやコピー画像など、ポスターや写真印刷に使われる画像では、更に細かく「0・0・0」〜「F・F・F」の4096諧調が使われています。 赤色2色、青色2色、緑色2色を使った画像赤色3色、青色3色、緑色3色を使った画像赤色16色、青色15色、緑色16色を使った画像赤色256色、青色242色、緑色256色を使った画像(上記は画像ソフト【QtyCapture】を使用) 3Dスコープ (3D SCOPE)とは上の画像の様に、濃淡の諧調で色の彩度が表現され、画像がキレイに見える度合が変化します。 3D SCOPEは、各色の濃淡を2次元的や3次元的に表示する事によって、誰が見ても、カラー画像が「綺麗」か「汚い」かを明瞭に判断できる、判断材料を提供してくれます。 JPEG画像の画像品質を、2次元と3次元で表示したもの。 3Dスコープで観る
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